【こがねさわ】岩木山嶽きみを使った「津軽きみ物語」ってどんなお菓子?

カフェ・スイーツ

掲載日:2025年6月30日

城下町ということで、弘前には老舗和菓子店が何軒もあります。

それぞれのお店に丹精込めて作られたお菓子がありますが、その中でも職人技が光り、秀逸の1品を作る、和菓子「こがねさわ」さんのお菓子をたっぷりと紹介します。

弘前大学や弘前医療センターが近い、県道109号線沿いにあります。
JR弘前駅からなら、歩いて15分。

可愛い店構えのお店です。

店名

和菓子 こがねさわ 

場所

〒036-8186
弘前市富田3丁目11-12

営業時間

9:00~18:00 

定休日

水曜日 

電話

0172-32-6804

公式

・Instagram
https://www.instagram.com/koganesawa.hirosaki/ 

その他

駐車場有 2台



「嶽きみ」をブランド化するのに、ひと役かった「きみようがん」

「嶽きみ」は、岩木山麓の嶽地区で栽培されるとうもろこしです。
きみは、とうもろこしのこと。

嶽地区は、朝晩の寒暖差が大きく、とても甘みの強いとうもろこしが収穫できます。
地元の人はもちろん、贈り物や通販でも、とても人気があります。

「嶽きみ」が、まだ現在のようにブランド化されていなかった頃、何か「嶽きみ」を売り出すために何かないだろうか、と農家さんから依頼されて作ったのが「嶽きみ」を使った羊羹「きみようがん」です。

現在は、「津軽きみ物語」と名前をかえましたが、嶽きみ、国産の白インゲン、砂糖、寒天しか使用していない、優しい味わいの羊羹です。

それでは、いただいてみましょう。

淡い黄色の餡で、嶽きみの粒もありますが、歯ごたえは柔らかです。
ふわっと、とうもろこしの香りが広がります。
「嶽きみ」のシーズンが待ち遠しくなる味ですね。

こがねさわのお菓子といえば、「柿衛門」


実に丁寧に作られています。
干し柿をまるごと使い、中には黄身餡を詰めます。
さらに薄くようかんをかけ、粉糖をまぶします。

ひとつひとつの手作業で、良質な干し柿を選んでいるので、少量しか作ることができません。
切ってみると、干し柿と餡が美しい層になっています。
甘さ控えめの餡と、干し柿の甘さがとても合っています。

お店の人も、お客さんもイチ推しの人気商品です。



懐かしい味もいろいろあります

こどもの頃にも食べた懐かしい味のお菓子。

その1 揚げたての「あんどうなつ」

地元の人にとって、こがねさわといえば、「あんどうなつ」です。

一度にたくさん作らず、店頭になくなると新たに揚げたものを提供するため、揚げたてを食べることができます。
店内に入ると、どうなつを揚げている匂いがすることがあります。
これはもう、買わずにはいられませんね。

こがねさわの「あんどうなつ」には、砂糖がかかっていません。
トースターで軽く温めると、サクッとした食感が戻るため、何個でも食べてしまいそうですよ。

 

その2 レモンケーキ

創業当時は洋菓子も販売していました。
それゆえに、洋菓子も美味しいのです。

コロンとしたフォルムのレモンケーキ
子どもの頃の憧れのお菓子です。
しっとりしていて、一つ食べるととても満足感があります。

親子はもちろん、孫世代にまで代々人気の商品なのです。



とにかく種類が豊富

甘い物が苦手な人には、これ。
その名も「大吟醸」日本酒のジュレです。

季節を問わず食べたい、ひんやり美味しいお酒の味。
チュルンとして、日本酒が香ります。
もちろんお酒なので、これを食べたら車の運転はできません。
ご注意ください。

1日、10個限定の「どら焼き」。
大ぶりで、たっぷりの粒あんが幸せな気持ちにしてくれます。
確実に手に入れるなら、お早めの来店がおすすめ。

もちろん和菓子屋さんなので、月ごとに変わる生菓子を忘れてはいけません。

季節の花だけではなく、行事に合わせて、お雛様やサンタクロースをかたどったものもあります。
見て可愛い、食べて美味しい、日本人でよかったと思います。

餅を使ったお菓子は、「串もち」「豆大福」「ごま大福」
季節によって、「いちご大福」「うぐいす餅」「さくら餅」

余計なものは何も入っていないので、その日のうちに食べないと、固くなってしまいます。

和菓子だけでなく、冬季限定でシフォンケーキ、ブランデーケーキ、パウンドケーキとなんでもござれ。

そしてどれも美味なのです。
並べきれないので、これくらいにしましょう。

そういえば、夏期は冷たいグリーンティーも持ち帰りできます。
そろそろかしら?

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