【にがおえ屋 すまいるOK】弘前市内を散策する途中で、似顔絵を描いてもらおう!

歴史・文化

掲載日:2025年9月17日

れんが倉庫美術館がある土淵川吉野町緑地。 
美術館を訪れる人や弘前市民が、のんびり散策できる場所です。 

ここで似顔絵を描いている方がいるというので、探しに行ってみました。 


店名

にがおえ屋 すまいるOK  

場所

〒036-8188
弘前市土淵川吉野町緑地
(弘前れんが倉庫美術館前)

営業時間

月・水・金・土 
10:00~14:00
天候により変更する場合あり 
営業日は、Instagramで確認 

公式

・Instagram 
https://www.instagram.com/nigaoeya_smile.ok/



にがおえ屋 すまいるOK 

当日は、8月の暑い日。 
にがおえ屋さんのInstagramの情報によれば、夏場は暑いので、近くにある「まちなか情報センター」の中で営業とのこと。 

まちなか情報センターに看板がありました。 

自分の顔を描いてもらうのは恥ずかしいので、持参したぬいぐるみを描いてもらいました。 

1色ならば、ブラウンでもできますよ、というのでブラウンにしてもらいました。 

描いている途中、話しかけても大丈夫と言われて、世間話をしながら、描きあがるのを待ちました。 

するすると鉛筆が紙の上をすべっていきます。 
絵心が全くない私には、不思議でしかありません。 

描きつづけること15分。 

ぬいぐるみとはまた違った可愛い、ピングーの似顔絵ができました。 

現在は、れんが倉庫美術館の前で営業中です。 



定年退職を機に、にがおえ屋を始める 

提供:にがおえ屋すまいるOK

にがおえ屋の大久保眞樹さんは、元中学校の美術の先生でした。 

定年退職後、何かはじめようとして思い立ったのが、似顔絵を描くこと。 
似顔絵を描くことには学生時代から興味があり、似顔絵を描くバイトもしていたそうです。 

どこでにがおえ屋を開こうかと最初に思いついたのは、土手町の蓬莱広場。 

しかし、蓬莱広場で営業活動をする許可が降りず、市役所の担当者が知恵を絞って探してくれたのが、弘前れんが倉庫美術館のある、土淵川吉野町緑地でした。 

2023年3月に退職して、その4月にスタート。 

当初、お客さんのターゲットは、散歩を楽しむ途中の市民でした。 
しかし、営業初日にいらっしゃったお客さんは、観光客の30代のお父さんと年中くらいのお子さん。 

美術が好きで、長野県から青森県の美術館巡りにいらっしゃったのです。 

ところがこの日、れんが倉庫美術館は展示品入れ替えのため休館。 
ここに来た思い出にと、似顔絵を描いていかれました。 

以来お客さまは、地元市民と観光客の方が半々だそうです。 

その後、土淵川吉野町緑地でイベントがあるたびに、にがおえ屋を出店。 
描いたお客さまのことは、それぞれ思い出があり、よく覚えているそうです。 



写真からも、素敵な似顔絵を描いてもらえます

もう1枚、写真から母の似顔絵を描いてもらいました。 

母と昔話をすると、以前家で飼っていた、3匹の犬たちがよく出てきます。 
そんな母と犬たちが1枚の絵になりました。 

これは色鉛筆でカラーにしてもらったので、1週間ほど時間がかかりました。 

母の写真と、犬たちが写っている写真をもとに構図を考えてもらいました。 

余白がまだあるので、ほかに何か入れて欲しいものはありますか?と聞かれて、「アンパンマン」と即答。 

母は、アンパンマンも好きなのです。 

大久保さんによれば、今期の朝ドラの影響で、「アンパンマン」を描いてください、というリクエストが、特に赤ちゃんに多いのだとか。 

出来上がった母と犬たちの絵。 
なんとも楽しそうな1枚になりました。 



今後もにがおえ屋を続けて行く理由 

提供:にがおえ屋すまいるOK

大久保さんは、ずっとにがおえ屋を続けるのは大変だと思う、と言います。 

でも、少し元気の足りない土手町に人を呼び戻すために、何かできることがあるはず、という思いで活動されています。 

似顔絵というと、顔などの特徴をデフォルメするイメージがありますが、にがおえ屋さんの絵は、写実的で優しく暖かみがあります。 
描いてもらう人の素敵な笑顔がそこにありました。  

似顔絵を描いてもらえば、笑顔になり、その日の楽しい出来事がきっと心に残ることでしょう。 

にがおえ屋すまいるOKさんは、基本的には土淵川吉野町緑地で活動されている他、イベントへ出店されていることもあります。 

天候等により活動場所やお時間が変更になることもあるので、ぜひ公式Instagramをチェックしてみてくださいね! 

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