【RINGO MUSIC FES.2025】日本一のりんごの街が熱く盛り上がった2日間!

歴史・文化

掲載日:2025年10月3日

2025年9月27日、28日に弘前市りんご公園で行われた「RINGO MUSIC FES.」。

「りんご娘」や「王林」、「水曜日のカンパネラ」、「サンプラザ中野くん・パッパラー河合(爆風スランプ)」などたくさんのアーティストが弘前を熱く盛り上げてくれました。

今回はそんなRINGO MUSIC FES.の模様をレポートします!



RINGO MUSIC FES.とは

「RINGO MUSIC FES.」は弘前市にある「RINGO MUSIC」が主催で行っています。

RINGO MUSICは20年以上、青森県からエンターテイメントを発信し続け、「りんご娘」や「王林」などを輩出してきました。

そして2024年。

新たな挑戦として県内外から様々なアーティストを招いて、野外フェス「RINGO MUSIC FES.」を初めて開催しました。

このフェスの目的は青森県や弘前市の観光産業に貢献すること、そして地元の若者たちを中心に、多くの音楽や文化に触れ合える場所を私たちの故郷に作ること。

昨年は約1万人が訪れ、クラウドファンディングは1,400万円以上も集まり、弘前を盛り上げる1大イベントとなったのです。



舞台は弘前市りんご公園

そんなRINGO MUSIC FES.の舞台は弘前市りんご公園

弘前駅からは車で約20分のところにあります。

駅からは少し距離がありますが、このフェスのためにシャトルバスや、無料の駐車場約1,000台分が用意されました。

りんご公園の特徴は、約9.7haもの広大な敷地と約2,300本のりんごの木

園内には、様々なりんごの商品やレストラン、シードル工房などもあり、まさに”りんご尽くし”の公園となっています。

そんなりんご公園の魅力を存分に使って、様々なステージやグルメを楽しめるようになっています。

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りんごの街・弘前ならではの魅力が詰まったフェス

早速りんご公園へと向かいます。

9:30頃にりんご公園へと向かうと、すでに多くの車や歩いている人の姿が。

会場に到着すると、りんごジュースの配布をしていました。

弘前市にある「青研」で作られているりんごジュースで、今回は「青森りんご×バナナMIX」をいただきました。

りんごのさっぱりした甘さの中に、ほんのりとバナナの風味が感じられ、後味がすっきりとしていて、とても飲みやすい味でした。

会場には、りんごの木箱を使った飾り付けや、りんごの形をしたねぷたなど様々なところで弘前を感じられるようになっていました。

りんご公園内では、りんごもぎ体験や、ねぷたうちわづくり、りんごキーホルダーづくりなども行われており、弘前に来た観光客の方もフェスだけではなく弘前観光を楽しむいい機会になったのではないでしょうか。



どんなステージがある?フェスの様子をお届け!

(引用:RINGO MUSIC FES. | リンゴミュージックフェス)

RINGO MUSIC FES.には「RINGO STAGE」「PARK STAGE」「KIMORO AREA」の3種類のステージが用意されています。

アーティストが津軽弁を使ったトークをしたり、りんご娘や王林とのコラボステージを披露したりとRINGO MUSIC FES.ならではのパフォーマンスでそれぞれ盛り上がりを見せていました。


「RINGO STAGE」

岩木山を背景にパフォーマンスを楽しめるメインステージ「RINGO STAGE」。

ステージ前の観覧スペースはもちろん、少し離れた場所には座ってゆっくり楽しめるスペースもありました。

さらにりんご公園内にある「すり鉢山」からは会場全体を見渡すことができ、どの場所から見ても違った魅力を味わえるステージでした。

会場内で最も大きなエリアだけあって、観客の数も多く、響き渡る歓声や歌声がフェスの熱気をさらに高め、少し肌寒い弘前でも、その盛り上がりで寒さを吹き飛ばせるくらいの熱いエリアでした。


「PARK STAGE」

りんご公園奥の方に設置されている「PARK STAGE」。

「RINGO STAGE」よりもステージとの距離が近いのが特徴的で、レジャーシートや椅子を持ってきて座りながら楽しむ人もみられました。

ステージの近くでアーティストのパフォーマンスを楽しめることから、アーティストと観客との一体感が生まれて盛り上がりのあるエリアとなっていました。


「KIMORO AREA」

りんごの木箱を使ったベンチ

「シードル工房kimori」の場所を活用して作られた「KIMORO AREA」。

このエリアではDJによるステージやラジオの公開収録が行われていました。

りんごの木箱を使ったベンチに腰掛け、DJが流す音楽に合わせてリズムを刻んだり、公開収録の様子を楽しんだりと、「RINGO STAGE」や「PARK STAGE」とはまた違った、ゆったりとした雰囲気が漂うフェスの一角となっていました。



美味しいグルメも豊富

GOURMET AREAの様子

フェスの楽しみといえば音楽だけでなくグルメも。

2つのエリアにまたがって、約30店舗の多彩な屋台が並んでいました。

弘前ならではの「嶽きみ天ぷら」やりんごを使ったりんご飴、アップルパイなどの特産グルメはもちろん、ポテトや焼き肉、たこ焼きなどの定番屋台も充実しており、会場は大いににぎわっていました。

KITCHEN AREAの様子

ご飯だけでなくお酒も充実しています。

今回は青森県十和田市の「奥入瀬ブルワリー」のビールをいただきました。

地元青森のりんごや、お米「晴天の霹靂」を使ったビールを販売しています。

どちらにするか迷いましたが、今回は「晴天の霹靂」の方を飲んでみました。

苦みが少なく、さっぱりした甘味もある味でビールが苦手な人でも飲みやすい味でした。

天気もよく、岩木山を背景に音楽を聴きながら飲むビールは格別でした。



フェスでつながる、人と弘前の街

筆者は今回、初めてフェスに参加しましたが、地元・弘前でこれほどまでに音楽や文化に触れられる場があることに感動しました。

会場には世代や地域を超えて多くの人が集い、音楽を通してみんなで一体感を感じられる空間が広がっていました。

また、地元アーティストや飲食店、りんごなど弘前ならではの魅力が随所に散りばめられており、市外から訪れた人々にも弘前の良さを感じてもらえるきっかけにもなったのではないでしょうか。

このフェスがこれから先も長く続く、弘前の定番イベントになっていくことを期待しています。

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