〈田舎館村〉【田んぼアート】2025年キセキの田んぼアートが見頃! その見どころとアクセスを現地レポートします

自然・アウトドア

掲載日:2025年7月23日

弘前市に隣接する田舎館村は人口7千人ほどの米どころの村。 

そこで20年以上も描かれている精密な『田んぼアート』は、そのクオリティの高さから県外・国外からも多くの観光客が訪れるスポットです。 

2025年の田んぼアートも見ごろの時期、その楽しみ方をご紹介します。 

イベント名

田舎館村田んぼアート 

場所

第一会場 
〒038-1113
青森県南津軽郡田舎館村田舎舘中辻 123番地1(田舎館村役場) 

第二会場 
〒038-1111
青森県南津軽郡田舎館村高樋泉4-1(道の駅いなかだて弥生の里内) 

営業時間

9:00〜17:00
(最終入館16:30) 

定休日

電話

0172-58-2111
(田舎館村商工観光係) 

公式

・HP http://www.inakadate-tanboart.net/ 
・Instagram https://www.instagram.com/inakadate_village 
・Facebook https://www.facebook.com/inakadatevillage 

その他

入館料:大人(中学生以上)300円、小人(小学生)100円、未就学児無料 



田舎館村(いなかだてむら)の田んぼアートはここがすごい! 

田んぼアートは様々な色の稲を植え分けることで田んぼをキャンバスとした巨大なアートを描くものです。 

今でこそ全国で見られる田んぼアートですが、実はここ青森県の田舎館村が発祥の地なのです。 
1993年から始めたこの田んぼアート制作は、数々の試行錯誤を経て随一の精密さを誇ります。 

また、田舎館村役場に隣接する第一田んぼアートと、道の駅いなかだて弥生の里内にある第二田んぼアートはそれぞれ別のテーマを描き、子どもから大人まで多くの世代を魅了し続けています。 



第一田んぼアート「田舎館村70年のキセキ」 

2025年の第一田んぼアートは田舎館村合併70周年を記念して、左側は過去の名作リバイバル、右側は新作の「いち姫」を描いています。 

田植えから2週間後くらいにはこのような状態でした。 

6月13日撮影

それから約一カ月後、もうそろそろ見ごろになりそうな時期に再度訪れてみると…… 

7月10日撮影

大迫力! 

稲がぐんぐんと育ち、緑のキャンバスに鮮やかな色彩がくっきりと浮かび上がってきました。 

左側は名画「風とともに去りぬ」「ローマの休日」の1シーン。 

この第一田んぼアート会場では「風とともに去りぬ」を2015年、「ローマの休日」は2018年に公開して人気を呼びました。 
その主題を当時よりコンパクトに描き、過去作の歴史を表しています。 

右側のいち姫と田舎館村役場

右側の「いち姫」は、最後の田舎舘城主千徳掃部正武の妻「お市」をモチーフとしたキャラクターで、2014年からグッズを販売したり、田舎館村産のイチゴのパッケージに描かれたりしています。 

顔の部分を拡大してみると、確かに稲の植え分けで描かれていることがわかりますね。 

拡大すると稲穂が見えます



第二田んぼアート 映画「おいしい給食 炎の修学旅行」 

第一会場から車で7分ほどにある「道の駅いなかだて弥生の里」の第二田んぼアート会場。 

こちらの田植えは第一田んぼアートの後に行われるので、稲の生育に10日くらいのずれがあります。 

 6月に訪れた時は、まだ田植え直後で展望台には上がれませんでした。 

6月13日撮影

しかし、第一会場と同じく7月10日に訪れてみると、こちらも見事に絵柄が浮かび上がっていました! 

7月10日撮影

今年の第二田んぼアートは、市原隼人さん主演のドラマ「おいしい給食」シリーズの新作映画「おいしい給食 炎の修学旅行」を題材にしています。 

なんとこの田植えには市原隼人さんも訪れ、地元の高校生といっしょに、田んぼに入り苗を手で一つ一つ植えられたそうです! 

稲で描かれた市原隼人さん

その時のサインが入ったポスターも会場に飾られていたので、ファンの方はぜひ探してみてください。

 

8色12種類の稲で描かれた田んぼアート 

田舎館村の田んぼアートは7月中旬頃に見ごろを迎えてから、一カ月間くらい様々な稲の色合いを楽しめます。 

最初は3色の稲から始まった田んぼアート作りは、今年新しくライム色の稲が加わり、8色12種類の稲になりました。  

青森県産の食用米「まっしぐら」「はれわたり」もありますが、現代に復刻させた古代米、観賞用として育成された稲も多数あります。 

第一田んぼアートの角にある稲のサンプル

田んぼアートの田植えと稲刈りは田舎館村職員の皆さんを中心に、稲作のプロである農家の方々、近隣の高校生も加わります。 

数千個に区切られた場所に稲を植える田舎館村職員 ※2022年5月撮影

さらに一般参加できる田植え・稲刈りのイベントもあります。 

参加者には、前年の田んぼアートから収穫した食用米で作ったおにぎりがふるまわれるそうで、毎年大人気のイベントです。 

 『自分が植えたのは、あのあたり』 

と展望台から自分が植えた稲が巨大なアートの一部になっているのを見つけるのは、何物にも代えがたい感動があるでしょう。 




田舎館村田んぼアートへのアクセス 

第一田んぼアートがある田舎館村役場

田舎館村の田んぼアートへは、弘前市街地から車で20〜30分ほど。 
ナビの目的地を第一会場は「田舎館村役場」、第二会場は「道の駅いなかだて弥生の里」に設定するとスムーズです。 

どちらにも無料の駐車場があります。 
両会場の行き来は車で7分くらい。 

 交通機関を使う場合は、弘前駅から弘南鉄道弘南線に乗って「田んぼアート」駅で降りると第二田んぼアート会場のすぐ裏側に着きます。 

弘南鉄道田んぼアート駅

以前は両会場を結ぶシャトルバスがありましたが、2025年は運行されていません。 

公共交通機関をご利用の場合は、事前に公式サイトなどで最新の運行情報をご確認ください。 
慣れないうちはタクシーを利用するのもおすすめです。



田舎館村のキセキ 

田舎館村合併70周年記念として制作された2025年の田んぼアートは、今まさに見ごろの時期。 

今でこそ全国各地で開催されている田んぼアートですが、1993年に始めた頃から、時が経つにつれてその技法も進化してきました。

遠近法を使って展望台から見る角度に合わせて図案を作成したり。
画材となる稲の種類を増やしたり。
数千本の目印を立てた田んぼに一つ一つ植え分けをしたり。 

当初は、稲で絵柄を描く、というイベントがここまで進化するとは思っていなかったことでしょう。

2016年からは冬の田んぼアートも始まりました。 

雪の田んぼに足跡で幾何学模様を作る「冬の田んぼアート」

コロナ禍で制作・公開が中止となった年もありました。 
第一田んぼアートは1階のホールに、第二田んぼアートは展望台の階段に、その歴史が展示されています。 

 田んぼアートを見た後はぜひそちらにも立ち寄って、7千人の村が30万人もの観客を呼び込むキセキも見て行ってください。 
きっと田舎館のファンになるはずです。

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