〈鰺ヶ沢町〉弘前から1時間弱!夏の鯵ヶ沢でグルメ、海、歴史を巡る半日ドライブコース!

自然・アウトドア

掲載日:2025年8月20日

「次の週末、どこ行こう?」 
「夏休み、帰省に合わせて子どもも遊べるところないかな?」
 

そんな時、弘前市から車で1時間弱の鰺ヶ沢町に行けば、気軽に海のレジャーが楽しめます。 

今回は鯵ヶ沢の絶品ご当地丼から、子連れでも安心の海水浴場、津軽の歴史に触れる穴場スポットまで、大満足のドライブコースをご紹介します!



弘前から鰺ヶ沢へのアクセスは? 

弘前市から見ると鯵ヶ沢町は岩木山を越えて西側になります。 
車であれば、約45分〜1時間くらいのドライブです。 

電車では JR 弘前駅から「リゾートしらかみ」に乗ると約1時間で鯵ヶ沢駅に着きます。 
各駅停車なら川部駅で五能線深浦行きに乗り換えて、鯵ヶ沢駅行きのルートが約1時間15分。 
弘南バスでも同じくらいの時間になります。 

弘前市街地から車で小一時間のドライブで海まで行けるので、海が無い弘前市民に人気のスポットです。 



まずはここから!「海の駅 わんど」で情報集め 


店名

海の駅わんど 

場所

〒038-2753 
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町本町246-4 

営業時間

9:00~17:00
(鰺ヶ沢相撲館9:00~16:00)

定休日

年末年始(1/1~1/3) 
その他メンテナンスの為、臨時休業の場合あり。 

電話

0173-72-6661 

公式

・HP
https://www.ajiiku.jp/spot-122


鯵ヶ沢に着いたら、まずはこちら「海の駅わんど」へ。

いわゆる道の駅のような施設で、観光情報コーナーがある他、お土産、地産野菜、こだわりのコーヒー、ジェラート&ソフトクリームなどギュッと詰まっています。

ちなみに『わんど』とは津軽弁で『私たち』という意味。
名前の通り、地元の魅力がギュッと詰まった場所なのです。

ご当地ソフトクリームは「イカスミソフト」!
見た目はグレーでインパクトがありますが、味はコクのあるミルク味にちょっぴりイカスミの風味。

ドライブの疲れを癒してくれます。

わんどの2階には「鰺ヶ沢相撲館~舞の海ふるさと桟敷~」があり、鯵ヶ沢出身の舞の海を始めとした近隣出身力士、相撲の歴史にまつわる展示が多数並んでいます。
相撲ファンはこちらもマストで寄りましょう。

そして、ここの敷地にはあの「わさお」の像があります!

元は迷い犬だった「わさお」は、焼きイカ店を営む菊谷節子さんに保護されて、その風貌が後に「ブサかわ犬」としてネットで話題になりました。 
ついには映画化もされるほどの人気で、多くのファンを鯵ヶ沢に招いていました。 

2020年に亡くなった「わさお」の功績を讃えるブロンズ像は、2021年11月に設置されました。 

碑に刻まれている言葉を読むと、今も愛され続けていることを感じられます。 



並んででも食べたい「ドライブイン汐風」で幻の「いとひら丼」 

店名

ドライブイン汐風 

場所

〒038-2731 
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町赤石町大和田38-1 

営業時間

夏期 10:00~17:00 
冬期 10:00~16:00 
※天候により定休日・営業時間が変更となる場合あり 

定休日

12月31日~1月4日  

電話

0173-72-3401 

公式

・HP
https://www.ajiiku.jp/gourmet-305

さて、今回のわたしのメイン目的、それは「ドライブイン汐風」で「いとひら丼」をいただくこと! 

希少な幻の魚イトウ+ヒラメの漬け丼=いとひら丼とのことで、SNSで見てからずっと食べたいと願っていたメニューです。 

実は、鯵ヶ沢町全体がヒラメの漬け丼を名物としていて、「海の駅わんど」を含むたくさんのお店で提供されています。 
町が運営する観光サイト「あじ行く?」にも一覧が載っています。 

>新 鰺ヶ沢名物「ヒラメのヅケ丼」https://www.ajiiku.jp/dukedon 

この日は8月の三連休初日とあって、お昼前からたくさんのお客さんが並んでいました。
特に受付表などはないので、地道に順番を待って並びます。 

そして通された小上がり席は、日本海が絶景のオーシャンビューでした。
これはラッキー!

エアコンが無くても、開け放った大きな窓から名前の通り汐風が入り込み、心地よい涼しさを感じます。 

メニューの一部がこちら。 
海鮮系のメニュー表です。 
うにの価格は随時変わるのか、壁に貼られていました。

※メニュー・価格は2025年8月時点

 この日はずっと満員でしたので、事前にお店の方から「海鮮系は1時間くらい見ていただいていますが大丈夫ですか?」と確認されました。 

これを目当てに来たので、迷わず「いとひら丼」を注文。 

他にもカツ丼、カレー、そばなど一般的なメニューもたくさんあり、そちらを選ぶと比較的早く来るそうです。 
小さなお子さん連れの方は、子どもたちには早く来るメニューを頼み、大人は海鮮丼を頼んで先に食べさせている様子も見られました。 

海を眺めながらゆったり待っていると、順番に丼が運ばれてきました! 

いとひら丼と揚げナス、お味噌汁とお漬物がセットになっています。 

手前の赤身がイトウ、奥の白身がヒラメです

甘めのタレで味付けされたイトウとヒラメに卵の黄身がのせられています。 

こっくりしたイトウと、さっぱりしたヒラメ、この二つにトロリと卵黄を絡めれば、もう箸が止まりません! 

家族はヒラメのヅケ丼を頼んでいて、こちらも大満足でした。 

ヒラメのヅケ丼。副菜は同じです

夏の休日は大盛況なので、時間にゆとりを持って行くのがおすすめです。 
この日は14時前くらいには行列も落ち着いてきていました。 



ファミリーも安心の「鰺ヶ沢海水浴場」 

施設名

鰺ヶ沢海水浴場 

場所

〒038-2751 
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町田中町

開設期間

≪2025年海水浴開設期間≫ 
2025年7月19日~8月24日 

電話

0173-82-0923

公式

・HP
https://www.ajiiku.jp/spot-179

その他

・無料駐車場あり 
・監視員あり 
・有料シャワー 100円 

たくさん食べたところで海水浴場へ向かいます。 
隣接の無料駐車場に車を停めて、更衣室・シャワーも併設のトイレへ。 

もしも浮き輪やビーチボール、水着が無かったとしても、駐車場から海水浴場へ向かう途中のお店で売っています。 

トイレ、更衣室、シャワーがあります

温水シャワーは1回3分100円。 
表にある足の砂を流すための水シャワーは無料です。 

トイレと更衣室、シャワースペースが、それぞれ男性用、女性用と多目的に分かれていて、海で泳ぐ人はここで着替えられます。 

子どもが小さい頃から何度も来ている鯵ヶ沢海水浴場。 

遠浅の遊泳エリアは、海水浴期間中は監視員さんも見ているので、小さなお子さんの海水浴デビューにもぴったりです。 

写真左にある小屋に監視員さんがいます

芝生の方にはテントやタープを立てている方も多く、ゆったりと海辺を楽しんでいました。 

わたしも家族が海に入って遊んでいる様子を木陰で涼みながら眺めつつ、青い海と空の絶景をカメラでパシャパシャ撮影。 

お盆を過ぎると海に入らない方がいいとも言われますが、汐風を感じながら砂浜で遊んだり、夕陽が沈む日本海を眺めて散歩したりするのも最高に気持ちいいですよ。 

昨秋の夕暮れに撮影した鯵ヶ沢の浜辺



津軽発祥の地がここに!?「種里城跡 光信公の館」 

施設名

種里城跡 光信公の館 

場所

〒038-2725 
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町種里町大柳90 

開館時間

5月1日~8月31日:9:00~17:00 
9月1日~10月31日:9:00~16:30  

開館日

5月1日~10月31日の金・土・日曜日のみ 

電話

0173-79-2535 

公式

・HP
https://www.town.ajigasawa.lg.jp/mitsunobu/outline.html

入館料

大人:300円 
高校生:220円 
小・中学生:150円 


最後にちょっとディープに津軽の史跡をご紹介。 

海水浴場から南に20分弱車を走らせて、種里城(たねさとじょう)跡へ向かいます。 

種里城は今から約500年前、鯵ヶ沢のこの地にやってきた武将・大浦光信(おおうら みつのぶ)が築いたお城です。 
大浦光信は、後の津軽藩初代藩主・津軽為信(つがる ためのぶ)の、さらにご先祖様にあたる人物です。 

光信公は津軽統一の夢が叶う前にこの世を去りますが、その意志は子孫たちに受け継がれ、5代目にしてついに津軽は統一されました。 

光信公の館」は、そんな弘前の歴史につながる種里城の跡地で、当時の歴史を伝えています。 
館内には発掘された資料が並び、公園として整備された敷地には、凛々しい光信公の銅像も立っています。  

なお、この「光信公の館」へは、県道191号線沿いにある「やかたの休憩所」に駐車して、山道を登って行きました。 

光信公の館へ登る道

7、8分程度の道ですが、足元に気をつけて行きましょう。 
前日に雨が降った後だったのでなかなかスリリングでした。 

開館日は5月1日~10月31日の金・土・日曜日のみで、平日には開いていない点もご注意を。 



まだまだあります鯵ヶ沢の人気スポット! 

鯵ヶ沢名物イカのカーテン

引用:イカのカーテン|フォトライブラリー|【公式】青森県観光情報サイト Amazing AOMORI

鯵ヶ沢町と言えば他にも焼きイカ屋さんが並ぶ「焼きイカ通り」、鯵ヶ沢駅前にあるご当地グルメ「チキンボー」など、おいしいものはまだまだあります。 

さらに漁港付近にはたくさんの釣り人も訪れますし、夕陽が沈む海が見える温泉も人気です。 
夏から秋にかけてのドライブにおすすめの鯵ヶ沢。 

「そろそろ海が見たいなー」と思ったら、すぐ行ける距離なのが魅力ですね。 

皆さんも、ぜひふらっと鯵ヶ沢に出かけてみませんか? 

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