2025年、弘前の秋の風物詩「ひろさきりんごハロウィン」が6年ぶりに待望の復活を遂げました!
10月25日、会場となった弘前れんが倉庫美術館隣の吉野町緑地には、思い思いの仮装に身を包んだ家族連れや若者たちが集結。
今年はダンスイベントが充実し、かわいらしい「はいはいレース」から本格的な「ダンスバトル」まで、会場は終始笑顔と熱気に包まれました。
キッチンカーのグルメや仮装コンテストも盛り上がった当日の様子を、写真たっぷりでお届けします。
イベント名 | ひろさきりんごハロウィン2025 |
|---|---|
場所 | 弘前れんが倉庫美術館 土淵川吉野町緑地 |
開催日時 | 2025年10月25日(土)10:00〜19:00 |
公式 | ・HP |
主催 | ひろさき芸術舞踏実行委員会 |
ひろさきりんごハロウィンはどんなイベント?

日本でもすっかり季節のイベントとして定着しつつある10月31日のハロウィン。
元は収穫祭から始まったとも言われていますが、弘前の収穫と言えばやはりりんごです。
弘前市では2012年に「弘前りんご博覧会」の一環として「ひろさきりんごハロウィン」を開催。
2013年から2019年まで土手町商店街や弘前駅前の中心街で仮装パレードやコンテストを開催していました。
筆者も10数年前には小さかった子どもとプチ仮装をしてパレードに参加したり、写真を撮ったりして楽しんだ思い出があります。
その後2020年からのコロナ禍により開催は中断、その後だんだんお祭りやイベントが戻ってくる中でもりんごハロウィンの告知は無く、ちょっと寂しい気持ちになっていました。
しかし、今年になってついに復活のお知らせが来たのです!
2025年に復活したひろさきりんごハロウィンは?

以前のひろさきりんごハロウィンは、弘前市商工会が中心となっていましたが、今年の主催団体は「ひろさき芸術舞踏実行委員会」。
あの巨大ダンスフェスSHIROFES.も主催する実行委員会です。
会場は弘前れんが倉庫美術館に隣接する土淵川吉野町緑地で、土手町商店街との連携でお菓子やスープもふるまわれていました。
コンテンツは仮装コンテスト、仮装ダンスショー、仮装ダンスクルーバトル、仮装はいはいレース、それにハロウィン仕様のミニゲームやフォトスポットが並びます。

仮装はいはいレースがかわいすぎて悶絶!

最初のステージイベントは、赤ちゃんによる「仮装はいはいレース」!
着ぐるみや手作りのコスチュームなどで仮装したモコモコの赤ちゃんが、手と足をついて進む「はいはい」でゴールを目指します。
お母さん、お父さんが呼んだり、好きなおもちゃで気を引いたりしながら、ゴールまで誘導します。
スムーズに進むお子さんもいるのですが、まったくスタート地点から動かないお子さん、覚えたばかりの「あんよ」を披露してルールにより戻されるお子さんなど、赤ちゃんならではのかわいらしさが大爆発!
会場中が歓声を上げてエールを送っていました。
ダンスと仮装の相性の良さ

今年のりんごハロウィンで特に感じたのはダンスと仮装の相性の良さです。
主催がひろさき芸術舞踏実行委員会になったことで、会場に集まっているキッズもダンサー率高め。
ちょっとしたDJタイムにも流れている音楽に合わせて、そこかしこでステップを踏んだり、リズミカルに腕を動かしたりしている姿が見られました。
ステージで開催された仮装ダンスクルーバトルは、即興のダンスで評価を競うチームのトーナメント戦。
あの映画泥棒と、あの上弦の鬼のダンスバトル、あのパンのヒーローと、あの細胞たちのダンスバトル、と楽しい光景が次々に見られます。
「ただのダンスバトルならいつでもできる!今日は仮装に合わせたムーブができるかがポイントです」
と実行委員長の岩渕さんがMCで言っていたように、その仮装キャラになりきったダンスに拍手が送られていました。
この後、仮装ダンスショー、そしてメインの仮装コンテストと進みます。

コンテストに出ている人の中にもダンサーがいて、ポーズを作ること、人前で堂々と魅せることができるのはこういうイベントにぴったりだと感じました。


キッチンカーや屋台でフードも楽しむ

屋外イベントに欠かせないフードやドリンクのブースもありました。
キッチンカーやテント形式で、弘前市近隣の飲食店が出店。
焼き鳥、唐揚げ、ハンバーガー、クレープ、焼き菓子、コーヒーなど様々です。
せっかくなので、喫茶ルミエさんのハロウィンにちなんだパンプキンスープと、かぼちゃのマフィンをいただきました。

フィナーレはコンテストの結果発表!

17時を過ぎるとすっかり日も落ちて、ライトが灯り、ハロウィンムードも高まってきました。
最後のステージイベントは仮装コンテストの結果発表!
審査員は服飾や美容デザイン関連の専門学校や高校、弘前大学や商工会議所からも選出されています。
グランプリに輝いたのは「はたらく細胞」の細胞たちに扮したダンスチームの皆さん!

白雪姫の仮装をした審査員がとても寒そうですが、日中の気温からぐっと冷えこんで半袖では震えるくらいになっていました。
来年参加する方は、夕方以降に備えてコスチュームに合わせた上着を用意するといいですね!
抽選会やキャンディの数当てクイズの結果発表もとても盛り上がっていました。
今回はダンスに焦点を当てて見てきましたが、学生ボランティアスタッフによるミニゲームコーナーや、土手町商店街と連携したスープやお菓子のふるまいなど、子どもたちみんなが家族といっしょに楽しめるイベントになっていたと思います。
仮装パレードの復活にも期待!
6年ぶりの復活を果たした「ひろさきりんごハロウィン」。
好天にも恵まれ、最初から最後までこの会場にいても、とっても楽しいイベントでした。
実行委員長の岩渕さんは「来年以降も続けて、仮装パレードを復活させたい」とコメントをされていました。
仮装パレードがあると、コンテストほど人前に出なくても、気軽に家族や友達と参加できるコンテンツになるので、ぜひ復活させて欲しいですね!




