【muka】水色のドラム缶が目印。一杯のチャイから元気と癒しがもらえます

カフェ・スイーツ

掲載日:2025年12月2日

中土手町のまちなか情報センター交差点の近くに、可愛い水色のドラム缶が目印のお店があります。 

9月にオープンしたチャイのテイクアウト専門店「chai stand muka (チャイスタンドムカ)」です。 

さっそく一杯いただいてみましょう。  

 

店名

chai stand muka   チャイスタンドムカ 

場所

〒036-8182  
弘前市土手町116  

営業時間

8:00~13:00 

定休日

毎日曜日・ほか不定休あり 

電話

なし

駐車場

なし

公式

・Instagram   
http://www.instagram.com/muka.hirosaki 



インドで出会ったチャイ文化を弘前にも

チャイはインド式のミルクティーで、ホールスパイスを煮出し、ミルクと砂糖を加えたものです。 

店主の秋元名歩さんは、スパイスカレー好きが高じてインドへ。  

「インドでは、朝からチャイの屋台で知らない人同士がチャイを飲みながら、おしゃべりをするのが日常風景。そんな光景が弘前でもあればいいな」とお店を始めるきっかけになりました。 

また、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」と出会い、ココナッツオイルを使ったマッサージが髪や体に効果があることを実感しました。 

ココナッツオイルベースのヘアオイルを作るためには、自宅とは違った場所を製造所登録することが必要なため、その場所を土手町に置き、せっかくだから人とつながるオープンな場所にしたいと、チャイのテイクアウト専門店も作りました。 

店名の「muka」は、ココナッツオイルが固化した際に、雪の結晶のように見えることからつけました。  

雪の結晶の別名である六花(ろっか)をむかと読み、「muka」に。  

雪国である弘前の風土を表しているそうです。 



インド人直伝のホットチャイ 

チャイの仕込みは、朝7時半頃から。  

4種類のスパイスを煮出して作るチャイは、インドに行ったときに地元の人から教えてもらいました。  

本格的チャイですが、たっぷりの牛乳と砂糖で飲みやすくなっています。  

アイスのチャイは、秋元さんが試行錯誤して作ったオリジナルです。  

煮出したスパイスを一晩置いて、チャイのシロップを作り牛乳で割ります。  

冷たいものが飲みたいときにどうぞ。 

現在HOLIDAYメニューとして期間限定で提供しているのが、「ダーティチャイ」。  

弘前駅前にある「虹のマート」内で営業しているコーヒー専門店「BROTHER(ブラザー)」で作るエスプレッソコーヒーを加えたもの。  

スパイス感のあるチャイとコーヒーの香ばしさの両方が味わえます。  

甘いチャイの後に、ほろ苦いコーヒーの香りが追いかけてきて、コーヒー好きな方には、とてもおすすめです。  

販売は1月頃までとのこと。  

その日のエスプレッソコーヒーがなくなったら、おしまいとのことなので、早めの時間帯に行くのがおすすめ。 

インドでは、暑い日でもホットチャイを好んで飲むそうです。 

湯気が上がる熱々のダーティチャイは、やる気を呼び起こす朝の一杯になりますね。 



チャイと一緒に笑顔と癒やしも 

この店でチャイを飲んで、チャイにはまったという常連さんもできました。  

お仕事に行く前に、ご夫婦で買っていかれます。  

天気の話や洋服の話など何気ない会話と、秋元さんの笑顔で接客します。 

テイクアウト専門店ではありますが、店頭にある水色のドラム缶をテーブルにして、立ち飲みもできます。  

水色は、お店のテーマカラー。  

常連さん同士でも、「誰かとひと言話をすることで、明るく1日を始めてもらいたい」と秋元さんは言います。  

椅子も一脚ありますよ。 

インド人は、健康のためというよりは、癒やしにチャイを飲むのだそうです。  

体や頭を使ったあとに、癒される一杯はいかがでしょう。 



たくさんの思い出と仲間がいる土手町を新しい形の街に 

土手町に出店したのは、子どもの時に買い物に来たり、高校生の頃は友人とプリクラを撮ったりと、幸せな思い出がたくさんあるから。  

イベント制作やダンスのインスタラクターをしている秋元さんは、近くにある「FUNKY STADIUM(ファンキースタジアム)」で仕事をしていたこともあり、土手町には心強い知り合いが多いそうです。  

「土手町を新しい街にしようとして、がんばっている人がいる。私もそんなきっかけのひとつになればと思っている」そう語る秋元さんの笑顔は、きらきら輝いていました。 

 

 

 

こちらもおすすめ!